巨匠マフマルバフの最高傑作誕生。世界が心を震わせた、衝撃の結末、感動の誕生。
1999年『ライフ・イズ・ビューティフル』、 2001年『蝶の舌』、 そして、2015年『独裁者と小さな孫』、 強烈なラストに胸引き裂かれる 新たな感動作が誕生した

ヴェネツィア国際映画祭オープニング作品、世界の映画祭が熱狂
巨匠モフセン・マフマルバフ監督がまた一つ傑作を生んだ。祖国イランを離れヨーロッパで亡命生活を続けている監督が最新作『独裁者と小さな孫』に込めたのは、平和への想い。クーデターにより権力を奪われた独裁者と孫の逃避行を通して、自らの圧政により貧困と暴力に苦しんでいる人々の現状を浮き彫りに、独裁政権への批判をしながらも、本意でなくとも同じように暴力行為によって引き起こされる新たな悲劇についても訴えかけている。暴力と憎しみの連鎖を目の当たりにし、自らの犯してきた罪の深さを思い知り人間性を取り戻していく独裁者を描き切る。本作は、アカデミー賞受賞作『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』と並び、ヴェネツィア国際映画祭オープニング作品(オリゾンティ部門)に選出された話題作。シカゴ国際映画祭最優秀作品賞受賞、東京フィルメックス観客賞受賞、ベイルート国際映画祭観客賞受賞など世界中の映画祭でセンセーションを巻き起こした。
老いた独裁者は幼い孫と逃亡の旅へ出る絶望か希望か。待ち受ける運命とは
独裁政権に支配される国。ある日、クーデターが起こり、老いた独裁者は幼い孫と共に逃亡を余儀なくされる。彼は多くの罪なき国民を政権維持のために処刑してきた冷酷な男だった。変装で素性を隠しながら、独裁者と孫は海を目指す。二人が逃亡の旅で目の当たりにする驚きの光景とは・・・。絶望か希望か。自らの過去の罪に追われる独裁者と孫の衝撃的な結末とは――。
『カンダハール』で世界を激震させた巨匠マフマルバフ待望の最新作、みずみずしくスペクタクル、魂に響く愛と衝撃のラスト
遊牧民族の少女の恋をファンタジックに描いた『ギャベ』、自身の牢獄体験をユーモアに描いた『パンと植木鉢』、盲目の少年の耳から広がる鮮やかな世界を描いた『サイレンス』、摩訶不思議な幻想譚『キシュ島の物語』、国際社会から見捨てられた人々を描いた『カンダハール』など、多数の傑作を生みだし数々の権威ある賞を受賞してきた巨匠モフセン・マフマルバフ監督の渾身の最新作。観る者の魂に突き刺すほどの衝撃的な内容ながらも、人間愛とユーモアに溢れ、スリルと冒険と希望が詰まった、世界の映画祭で絶賛された最高傑作が誕生した。無慈悲な独裁者ではあるが人並みに孫を愛するお祖父ちゃんと、苦労知らずで純粋な孫の殿下。彼らは変装し民衆に混ざりながら、自らが犯した罪の重さを、目の当たりにすることになる。その光景は、イラクのフセイン政権崩壊、アラブの春など、近年の終わることの無い争いを彷彿とさせる。国名も登場人物名も一切伏せるというアプローチを取ることにより、その色合いは濃くなっている。21世紀の今、地球規模で暴力が蔓延している時代に、遠い国の話だからと、決して見過ごしてはいけない私たちに、本作品はどうすれば、憎しみの連鎖を止められるか、平和への一歩になりうるかを、鮮烈に伝えようとしている。そして、私たちはこの映画で、最高の希望――すべての子供たちへの願いが凝縮した魂を揺さぶる衝撃のラスト――を受け取ることができるのだ。